「自然」や「海水」って書いてあるのは天然塩じゃないの?
どれが天然塩なの?
分かりにくくてどーやって何を選んだら良いのか分からない!
そーなんです。天然塩表記は禁じられているため一目ではわかりにくくなっているのです。
参考塩ナビ
天然塩を紹介しているサイトはたくさん有りますが、塩作りをしている私だからオススメできる塩が有ると思い、塩作りをされておられる方々への尊敬と敬意を込めて私が好きだと思ったお塩をご紹介します。
天然塩は精製塩に比べるとかなりお高め。日常使いをするには少し勇気が必要だったりします。
でもこんな使い方はいかがでしょう。
お刺身や天ぷらはお皿の脇にそっと乗せた天然塩をちょっと付けて。
お肉には仕上げにサッとひとふり。
いつもの料理が料亭の味に変身します。
塩むすび。塩むすびは海苔も具も必要無し、天然塩のテッパンは塩むすびです!
天然塩、使ってみたくなりませんか?
プロフィール
市民活動団体Berinda主宰キャリアコンサルタント
日常を忘れようと訪れた離島で塩作りに出会い、
今ではどっぷり塩作りに嵌っている還暦間近のお母さんです。
1.なぜ天然塩がオススメ?
ミネラル、それは身体に必要な大切な栄養素です。
天然塩には塩分だけでなく体内で合成できないミネラルが含まれています。
口当たりの塩味も柔らかく甘みを感じられる。しょっぱくないお塩が天然塩です。
・精製塩塩分濃度99g以上
塩分は血圧の上昇やむくみなど摂りすぎ注意と言われています。
・天然塩塩分濃度約95g以下。
塩分濃度が低いという事はミネラル成分が多く含まれているという事。
ミネラルとは、カルシウム・リン・ナトリウム・カリウム・ マグネシウム等、
体内で合成できないため食事から摂取する必要がある大切な栄養素です。
「塩」じゃなくて「天然塩」をオススメ!それはミネラルが含まれているからです!
2.スーパーで買える国産のオススメ天然塩
スーパーでも帰る国産のおすすめ天然塩を紹介します。
天然塩を選ぶ時一番分かり安いのは「価格」です。
スーパーに並ぶお塩の値段、大体幾ら位を目安にされますか?
「食塩」は1キロ300円前後です。
同じお塩のコーナーで「メチャ高」と感じたらそれはほぼ天然塩です。
値段で比べるのが天然塩だと分かる一番簡単な方法かもしれません。
スーパーで買える国産オススメの天然塩はコレ!
海の精 伊豆大島の天然塩
日本の塩歴史を語る塩。スーパーでは赤ラベル(釜炊き)が購入し易いようです。
亜国の塩 沖縄の天然塩
沖縄の塩と言えばサラサラの雪塩をイメージしますが、亜国の塩は「釜炊き」「天日干し」で作られる天然塩です。
最進の塩 下関の天然塩
私が住む九州北部地方では一番手に入りやすい身近な天然塩です。
3.手に入りにくいけどオススメ天然塩
スーパーや通販など全国に流通していなくても美味しい天然塩は口コミだけでファンを増やしています。
塩の名前でお客様が納得する。料理人たちを唸らせるオススメの天然塩はコレ!
田野屋塩二郎 1キロ100万円と言われる幻の塩。現在4年待ちです。
当然ですが、私は見た事さえ有りません。ごめんなさい。でも一粒でも味わってみたい幻のお塩です。
土佐の塩丸 高知でつくられる天然塩。天日のみでつくられる天然塩。私たちは塩守りですと仰る職人さんたちの努力は計り知れません。美味しさはもちろん純白の美しいお塩です。キラキラ輝いています。
琴引の塩 京都丹後半島「琴引浜」でつくられる天然塩。雑味の無い塩味と口の中に残る甘みが絶品。Amazonでも購入できるところが嬉しいです。
大島の塩 福岡県の世界遺産、神守る島「大島」でつくられる天然塩。
「大島の塩使用」と書くとヒットする!地元銘店・料理人御用達の天然塩。
七夕伝説発祥の地の大島では旧暦8/7日に七夕祭が行われます。
七夕まつり限定で発売される7/7日に汲んだ海水で作られた「七夕の塩」は即完売する超人気商品。
口コミで人気が加速し半年待ちを頂く事も・・・
4.まとめ
天然塩と言ってもそれぞれ個性が有ります。みんな味が違います。
天日だけで作った塩、天日と平窯で作った塩、ガス窯で炊いた塩、薪で炊いた塩。
にがりの含み具合など等。表記された工法は同じでも実際はそれぞれ違っていて
それが味の違いに現れています。
いろいろ試してあなたの推し天然塩を見つけて貰えると嬉しいです。
ーおまけー
天然塩をもっと詳しく知りたい方へ
塩には2つの表示義務があります。
・栄養成分表示 ここに塩分濃度の記載があります。
・製造方法 国に認められた製造工程は16あります。
濃い塩水を作ったり、結晶化させる工程が「天日」です。
四季のある日本では天日だけで塩を結晶化させるには限界があります。
ですからある程度濃い塩水になったあと「平窯」を使い結晶化させます。
燃料は薪やガスなどそれぞれ違いますが全て天然塩と呼ばれます。
「天日」「平窯」が天然塩の製造工法です。
表示については「 塩と暮らしを結ぶ運動公式サイト」様に分かりやすく解説されています。
実は天然塩は誰でも簡単に作れます。一度作ってみて下さい。
作り方
2リットルのペットボトルに入れた海水を平たいお鍋に(縦長のお鍋は蒸発しにくいので)移して
蓋をせず強火でグラグラたぎらせて下さい。
海水が1センチくらいに減った頃、少しすくって舐めてみて下さい。(火傷に気を付けて下さいね)
うわぁっしょっぱい!と感じたら弱火でコトコト。少しすると塩の結晶が現れます、それが天然塩です。
キッチンペーパーでギュッとしぼった後、天日干しして乾燥させるとさらにお塩らしくなります。
自分で作った天然塩のお味はどうでしょう。
オススメした天然塩と比べてみてください。
同じ工程「平窯」「天日」で作った塩ですが、味が全く違いますよね。
もし塩作り体験の機会があれば是非参加してみて下さい。実際の製造工程に驚かれると思います。
離島で塩作りをしているお母さんより愛を込めて
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